『うらら迷路帖』(1)
はりかも,『うらら迷路帖』,まんがタイムきららミラク,芳文社(2015)
占い師の桃仙郷,迷路町に15歳になり占い師見習い(通称うらら)となった3人がやって来る.うららは自分のランクをあげるために一人前の占い師を目指し茶屋に住み込みで修行をする.しかし主人公の千矢が迷路町に来た目的は別にあって...という話.
通常の日常系4コマよりもかなり設定が凝っていて世界観がとても魅力的.
また主な登場人物は外からきたうららの3人と茶屋の主人の妹で4人いるが,どの娘もすべからく可愛い.
他日常系4コマ作品に比べて,女の子同士のボディタッチやスキンシップ,脱衣が多い印象.こちらの脳の溶解度を試すかのような描写が多かった.
またストーリーもこの手の4コマにしては珍しく1話完結のような話では無く,一本の主軸を持った4コマでは無い漫画のようなストーリーで読み応えはあった.
内容自体も主人公が占い師としてこれから覚醒する伏線を当巻で貼ったと思えば,それはさておき別の人の過去話や,どうして迷路町に来たのか,4人が自分の弱さや占いにかける思いの丈をぶつけあったり,時には衝突したりという非常に盛りだくさんな印象.
他の日常系4コマが好きな人よりは,面白い話が読みたいけど可愛い女の子も見て癒やされたいという人向け.よって脳死度は某うさ,某モザイク等に比べると若干低め.
イラストのクオリティは,デフォルメの質の高さ,表情の豊かさ等丁寧さが目立つ.
個人的にはとても好きな感じだったので,次巻も読みたい.
百合度:★★★☆☆
脳死度:★★★☆☆
イラスト:★★★★☆
ストーリー:★★★★☆