ノンケ

女の子しかいないマンガを紹介します.有名なものより,手に取ろうか迷いそうな物を紹介していきたいと思います.

『大上さんとケルベロスゥ』(1)

 

 耳人という限りなく人間に近い獣人みたいなのが普通に闊歩してて、一応人種の1個として認められている世界。3人の犬型耳人のケル、ベロ、スゥのうちスゥが大上さんというクール系の女の子に恋をする話。スゥの恋をどうにか出来るようにケルとベロも協力する。

大上さんが基本的にサバサバしていて、無表情、無頓着。だが、マンガの後半になるに従って、3姉妹との関係も深まっていく。初めは一目惚れだったのが、徐々にスゥ自身も何で好きなのか、大上さんと何をしたいのかという考えを持つようになる。それに連れて大上さんもスゥの事を気になってしまったりと進展がものすごくゆったりとしたペースで見られる。

ちょっとペースが遅くはないだろうかと思ったが、1巻で出会ってからお互いを気になり始めたりする所までいったと考えるとまあまあなのかもしれない。

花火大会の時、思わず手を握ったことが「え、これって…」みたいなそれぞれの心理描写は面白かった。

読了後、これから2人がどうなっていくんだ以外の感情を失ってしまった。

 

百合度:★★★☆☆

脳死度:★★☆☆☆

イラスト:★★★☆☆

ストーリー:★★★☆☆