『駒ひびき』<1>
かつて将棋会にとって大きな存在であった永世名人,その孫の水瀬あゆみが主人公.そしてもう一人の主人公が,3588万円の借金を抱えプロの棋士になり龍華戦の賞金4200万円でその借金を返済しなければいけないという大変重い背景の久隅鋭利香.
内容的には将棋で全国めざそうぜというわりとよくある奴.
実際,主人公とサブ主人公がとっても強いという点,主人公が圧倒的に強い点,主人公「しょうぎってたのしいよね!」な点で言えば某麻雀美少女漫画に酷似している気はする.
しかし,某麻雀のようにキャラが多く出て各々が目立った活躍をするよりは,少ないキャラで他のキャラを徹底的にかませにしていく路線かなという印象.仮にも名人レベルの顧問が付いている将棋部の三年生が,ちょっとあっさりと負け過ぎでは無いだろうかとも思えた.今後出てきてもチョイ役ぐらいなんだろうか.
また,あゆみちゃんの対局で盤面上で攻められる時にあゆみちゃんのお股がキュンキュンしてぞくぞくするというとっても性的な描写が見られた.おしっこがまんしてるみたいでとってもこうふんする.でもよく考えたらおじいちゃんと対局してる時ずっとお○んこヌレヌレだったのかな..
将棋知ってる人は巻末の棋譜見た方がもしかしたら面白いのかもしれない(一応将棋の描写には将棋棋士の監修が入っている).
ただ,将棋の戦略が色々と知れたのは良かったかなと.こんな古くからあるボードゲームでも戦略が日々開発されているのかと関心.
百合度:★★☆☆☆
脳死度:★☆☆☆☆
イラスト:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆